今年のさくらは、平年よりも10日ほど早く咲きました。上杉神社(松が岬公園)では、4月12日には満開のさくらを見ることができ、多くの人でにぎわっていました。
昨年は風や雨の影響で、さくらがすぐに散ってしまい、ゆっくり花見をすることができませんでした。そのため今年は、開花してすぐに夜桜を見に出かけました。肌寒い夜でしたが、ライトに照らされたさくらは昼とは違った幻想的な美しさがあり、思わず見とれてしまいました。
さくらには、人を魅了する不思議な力があると思います。満開の花はもちろん美しいですが、風に舞いながら散っていく姿にも心を動かされます。そのはかなさがあるからこそ、「今この瞬間を大切にしよう」という気持ちになるのだと思います。
一方で、「花よりだんご」という言葉もあるように、さくらを見ながら食べたり飲んだりするのも楽しみ方の一つです。私も、家族と一緒に食べた出店の焼きそばやお弁当、そして会社の仲間とお酒を交わした時間がとても楽しく、さくらを見るたびにその思い出がよみがえります。美しい景色とおいしい食べ物、そのどちらもがそろうことで、花見はより楽しいものになるのだと思います。
さらに、さくらの語源について調べてみました。一説によると、「サ」は稲の精霊、つまり田の神様を指し、「クラ」は神様が宿る場所を意味するそうです。春になると、山から下りてきた田の神様が桜の木に宿り、その花の咲き方によって、その年の豊作を占ったと言われています。
このように、さくらはただ美しいだけでなく、昔の人々の暮らしや願いとも深く関わっています。だからこそ、今も多くの人に愛され、毎年その開花が待ち遠しく感じられるのだと思います。
4月29日から5月3日には、米沢市の大イベントである上杉祭りが開催されます。その頃にはさくらは散っていると思いますが、それまでの間、春の訪れを感じながら楽しみたいと思います。 【み】


