抵抗溶接の方式

業務日記

お盆休み中は曇りや雨の日が多かった米沢市でした。6月や7月あたりの方が夏らしい天気が多かったように思うのは気のせいでしょうか。そのような中でも夏の風物詩である花火大会が県内各地で行われました。米沢市周辺の置賜地方や山形市周辺でも7月下旬から8月にかけて花火大会が多数あり、大輪の花が夜空に輝きました。

抵抗溶接をする際には、溶接電極の材質や形状の他にも溶接電極を被溶接物にどのように当てるか(溶接電流をどのような経路で流すか)を考えなければなりません。そこでちょっとだけ基本に戻って代表的な4つの方式について簡単にお話します(「抵抗溶接基礎知識」の中に図があります)。
●ダイレクト式
→被溶接物を溶接電極で挟み込む方式です。もっとも一般的な方式です。
●インダイレクト式
→被溶接物に対して片側に溶接電極を配置する方式です。ダイレクト式で溶接出来ない形状の物に使われます。
●シリーズ式
→インダイレクト式と同様に被溶接物の片側に電極を配置します。インダイレクト式との違いは、溶接箇所が2カ所になります。
●パラレル式
→シリーズ式の電極間隔を狭くしたものです。電極間隔が狭くなるため溶接箇所は一つになります。

被溶接物の形状などによって選定することになりますが、ダイレクト式で溶接できるものであっても、インダイレクト式など他の方式にすることで溶接品質が向上することがあります。被溶接物の形状と合わせて溶接後の状態も考慮した方式の選択が大切です。

ひまわり(夏だな~って感じがしますね)

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