溶接電極の話①

業務日記

今年も残すところわずかとなりました。この時期サンタさんは大忙しといったところでしょうか。子供達だけでなく大人も幸せな気持ちになれるクリスマスになるといいですね。

先日あるお客様から、溶接電極と被溶接物がくっついてしまうためアドバイスが欲しいとのご相談がありました。抵抗溶接は、被溶接物に溶接電極を接触させますので、溶接電極が溶接品質に与える影響は大きいです。基本的には被溶接物の材質や形状、どのくらいの面積を溶接したいしたいかによって電極の形状や材質を選定しますが、ポイントとなるのは溶接したい部分(被溶接物同士の間)に発生するジュール熱が一番大きくなるような溶接電極の形状・材質の組み合わせにするということです。
一般的に銅や銅合金以外の溶接に使用する溶接電極は銅系統の材質が適しており、銅線や銅板等の溶接に使用する溶接電極は、ヒュージング溶接も含めタングステン系電極が適しています。その他電極の事に限らず、ご不明な点などございましたらご相談ください。

これまで弊社の溶接サイトをご覧いただいた皆様ありがとうございました。今後も多くの皆様のお役に立てるWebサイトを目指していきたいと思います。
今回で年内の雑記更新は最後になります。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。皆様よいお年をお迎えください。

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