接触抵抗と加圧力

業務日記

9月は2週続けて3連休がありましたが、2回目の3連休はお彼岸と重なりましたから、お墓参りをされた方も多かったのではないでしょうか。さて、そのお彼岸のお供え物の代表格(と私が思っている)「おはぎ」ですが、春のお彼岸の際は「ぼたもち」と呼ばれ、季節によって呼び方が変わりますよね。これには諸説あるようですが、春のお彼岸では色と形を牡丹の花に準えて「ぼたもち」と呼び、秋のお彼岸では萩の花が咲く様子を小豆に準えて「おはぎ」と呼ぶ、と言う説があるそうです。特に呼び方にこだわらなくても美味しければいいよという意見もありそうですが、食べ物の呼び方からも季節を感じられるのが日本らしさでもあるのかなと思います。

抵抗溶接の熱源を作り出す基となる物は「接触抵抗」で、抵抗溶接の三大要素「溶接電流」「通電時間」「加圧力」の内「加圧力」の大小によって変化します。どのくらいの「加圧力」を加えられるかはワーク(被溶接物)自体の強度・形状に影響されるため、ワークの状態に合わせた設定をしなければなりません。また「加圧力」はワークと溶接電極との接触状態へも影響するので、間違った設定はワークと溶接電極の溶着や爆飛(飛び散り)の要因にもなりますので注意が必要です。

 

萩の花

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