当社のコア技術の一つとして異種金属溶接技術があります。当社の発展に、抵抗溶接は欠かせないものでした。この技術を生かした設備はこれまで数多くのお客様に喜んでいただいています。豊富なノウハウで一般的には難しい銅と銅、銅とアルミ等の溶接を可能にします
溶接電源 創業以来の開発実績
当社開発の溶接電源は創業以来育てられてきました。それは、お客様の声は勿論、社内でのコミュニケーションも大切にしながら取り組んできています。
精密抵抗溶接は、対象の異種金属の特徴をしっかりと把握し、これまでの経験があるからこそ実現させることが出来ます。

溶接電源(クリーンスポットシリーズ)
トランジスタ式抵抗溶接電源(PW-30D)
創業以来30年間育ててきた弊社溶接技術の結晶として、抵抗溶接電源「PW-30D」が生まれました。自社開発の溶接ヘッドとの組合せで、精密且つ微細な抵抗溶接が実現できます。

特徴
- 出力断続がない安定した出力が得られる
 短時間で高品質の溶接が可能です
- 通電電圧、電流に対する連続高速フィードバック制御
 インバータ式溶接電源(50μsec毎の制御)と比較して制御応答速度が非常に速い
- 立ち上がり、立下りの正確な制御が出来る
 急激な電流の立ち上がりによる爆飛の発生がない溶接ができます
- 3つの制御方式が選べる
 ワークの材質・形状に合わせて「定電圧」「定電力」「定電流」3つの制御方式を選べます
- 電磁放射ノイズ(EMI)レベルが小さい
 溶接電源から不要な電磁放射が少なく、他の外部機器に対する影響が小さい
- RS232Cを装備
 溶接電流、溶接電圧データを外部へ出力でき、また外部から溶接条件変更が出来ます
基本仕様
| 入力電源 | AC200V to AC240V,50/60Hz,1-phase | 
|---|---|
| 入力容量 | 1KVA | 
| 入力突入電流 | 40Amps typical | 
| 最大出力電圧 | 9.000Volt | 
| 最大出力電流 | 3000Amps | 
| 出力立ち上がり時間 | 100μsecmax(Welding Power Supply allone) Varies with the connection cable length | 
| 出力設定範囲 (プレヒート及びメインヒート) | 定電圧制御/0~9.000Volt,3000Amps max 定電流制御/0~3000Amps,9.000Volt 定電力制御/0~9000VA,3000Amps max | 
| 時間設定範囲 | プレヒート/0~3000μsec インターバル/0~5000μsec アップスロープ/0~5000μsec メインヒート/0~9999μsec ダウンスロープ/0~5000μsec | 
| 溶接条件メモリー | 15条件 | 
| 制御応答速度 | 5msec | 
| 冷却方式 | 強制空冷 | 
| 外径寸法(W×D×H) | 270×490×345mm | 
| 重量 | 25kg | 
アーク溶接電源(PW-05Arc)
アーク放電を利用して溶接を行なうアーク溶接電源「PW-05Arc」。スポット溶接では難しいとされる材質や形状の組み合わせでも、良好な溶接結果が得られます。

特徴
- プレヒート通電機能により、アーク放電前に接触通電が可能
 ワークの接触面抵抗を均一化して接触通電電流の変動を低減できます
- マグネットの電磁力による溶接ワーク間の引離しによりアーク放電開始
 高電圧放電による電磁放射ノイズ(EMI)の影響が小さい
- アーク放電主回路とアーク溶接開始用のマグネット制御回路が独立
 独立したマグネット制御回路により、アーク放電間隙は一定で安定した放電を実現できます
- 放電領域内で定電流特性を有しているので、アーク電流間隙が一定で安定した放電を実現
 放電中の電流ふらつきが少なく安定した溶接が期待できます
- テンキーによるアーク電流、出力時間の設定
 アーク放電出力の条件設定が容易に出来ます
- マグネット制御回路によりマグネットへの印加電圧、印加時間を任意に調整可能
 供給電圧、時間を10回転POTにより微細に変更することで最適条件を得やすい
- リアパネルの溶接波形モニター端子にマグネットならびにアーク放電の電流、電圧を出力
 オシロスコープによる、マグネットならびにアーク電流、電圧、タイミングの可視化
基本仕様
| 入力電源 | AC200V | 
|---|---|
| 入力容量 | 0.6KVA | 
| 最大入力電圧 | 50Volt | 
| 最大出力電流 | 500Amps | 
| 出力立ち上がり時間 | 100μsecmax(Welding Power Supply allone) Varies with the connection cable length | 
| 出力設定範囲 (プレヒート及びメインヒート) | 定電流制御/0~500A | 
| 時間設定範囲 | プレヒート/0~9999μsec インターバル/0~9999μsec アップスロープ/0~9999μsec メインヒート/0~9999μsec ダウンスロープ/0~9999μsec | 
| 溶接条件メモリー | 3条件 | 
| 制御応答速度 | 5msec | 
| 冷却方式 | 強制空冷 | 
| 外径寸法(W×D×H) | 270×456×345mm | 
| 重量 | 30kg | 
抵抗溶接電源(PW-10S)
弊社溶接電源に新製品が加わりました。PW-30Dよりも長い通電時間の溶接が可能となりました。スイッチング方式ながら低リップルノイズを実現しています。

特徴
- 三相インターリーブ方式によりスイッチング電源ながら出力リップルノイズを抑えました。
 インバータ溶接電源は比較的低い出力設定値(500A以下)の場合、溶接出力のリップルノイズが大きくなることがあります。PW-10Sは500A以下の出力設定でも出力のリップルノイズが少ないので、ワークに安定した電流を流すことができます。
 三相インターリーブ方式とは、並列接続された3つの出力回路(相)を120度位相シフトし動作します。
 各相が互いのオフ期間を補うため一般的なスイッチング方式よりも、出力のオフ時間が短くなります。
 そのため設定電流値が同じでも、三相インターリーブ方式は脈動(リップル)の少ない安定した電流を出力することができます。
 PW-30Dと比較し最大出力電流は1000Aと低くなっていますが、通電時間が長くなっています。
 短時間大電流のPW-30Dに対し、PW-10Sはワークをゆっくり溶かしたい場合などに最適です。 図.PW-10SとPW-30Dの出力電流、通電時間の比較 
基本仕様
| 入力電源 | AC200V to AC 240V, 50/60Hz, 1-phase | 
|---|---|
| 入力容量 | 2.4kVA | 
| 入力突入電流 | 60Amps typical | 
| 最大出力電圧 | 9.000Volt | 
| 最大出力電流 | 1000Amps | 
| 制御周波数 | 30kHz | 
| 出力設定範囲 (プレヒート及びメインヒート) | 定電圧制御/ 0~9.000Volt. 1000Amps max 定電流制御/ 0~1000Amps. 9.000Volts max 定電力制御/ 0~4000VA. 1000Amps max | 
| 時間設定範囲 | プレヒート/0~100msec インターバル/0~100msec アップスロープ/0~100msec メインヒート/0~200msec ダウンスロープ/0~100msec | 
| 溶接条件メモリー | 15条件 | 
| 制御応答速度 | 5msec | 
| 冷却方式 | 強制空冷 | 
| 外径寸法(W×D×H) | 320x600x390mm | 
| 重量 | 50kg | 
溶接ヘッド CSH-V4
操作が容易で扱いやすい卓上型溶接ヘッド
当社抵抗溶接電源との組合せで手軽に高品質な抵抗溶接を実現。
- モーター駆動により溶接電極の上下動作が滑らか。
- 動作モードは「寸動」「1サイクルストップ」の2種類。
- フットスイッチで動作させるため、操作が簡単。
- 溶接ワークの位置決め治具等の製作も対応可能。

基本仕様
| 溶接方式 | ダイレクト溶接 | 
|---|---|
| 電極駆動方式 | モーター駆動 | 
| 動作モード | 寸動、1サイクルストップ | 
| 加圧方式 | バネ加圧 | 
| 加圧力 | Max 10kgf | 
| 溶接電極上下ストローク | 10mm | 
| 溶接電極 | 棒電極(Φ8) ※注1 | 
| 電源電圧 | AC100V | 
| 外形寸法 | 150(W)×220(D)×450(H)mm | 
| 重量 | 10kg | 
| 付属品 | フットスイッチ、予備ヒューズ | 
※注1 溶接電極は付属しておりません。溶接ワークの材質や溶接箇所の形状に合わせた溶接電極をご提案させていただきますのでご相談ください。
 
           
      
     