今年の8月の米沢は、最高気温が37℃に達するなど、厳しい暑さが続きました。平年の平均気温が約24.5℃なのに対し、今年は29.9℃と、5℃以上も高く、例年以上の暑さを感じる夏となりました。暑い日が続くと、どうしても食欲が落ちてしまいがちです。そんな暑い時期に、スタミナをつける食べ物として思い浮かぶのが、ウナギや豚肉ではないでしょうか。実は、米沢にはもう一つ、夏のスタミナ食として親しまれている食べ物があります。それが「羊肉」です。意外に思われるかもしれませんが、山形県は羊の生産地としても知られており、国内でも上位に入る生産量があります。米沢では、ビアガーデンで味わったり、力仕事の後のお酒のお供にしたり、土用の丑の日にウナギの代わりとして食べたりするなど、羊肉が身近な食文化として根付いています。
羊肉は、牛肉や豚肉、鶏肉と比べると食卓に登場する機会は少ないかもしれません。しかし、脂肪の代謝に関わるL-カルニチンや鉄分などを含んでおり、夏バテ対策や健康維持を意識する方にも注目されている食材です。そして、米沢で羊肉といえば「義経焼き(よしつねやき)」です。
義経焼きは、昭和33年創業の老舗羊肉店「なみかた羊肉店」の初代店主が考案した、米沢独自のジンギスカン料理。薄切りにした羊肉を、秘伝の味噌ダレに絡め、野菜と一緒に焼いていただきます。なんといっても魅力は、食欲をそそる濃厚な味噌ダレ。暑さで食欲が落ちている時でも、箸がどんどん進んでしまうほどの美味しさです。米沢市民に長年愛されてきた、まさにソウルフードともいえる「義経焼き」。米沢を訪れる機会がありましたら、ぜひ一度食べに来て下さい。【み】



